アクションへの応答
アクションへの応答には、主に 2 つの方法があります。1 つ目の最も一般的なやり方は say()
を使用する方法です。そのリクエストが発生した会話(チャンネルや DM)にメッセージを返します。
2 つ目は、respond()
を使用する方法です。これは、アクションに関連づけられた response_url
を使ったメッセージ送信を行うためのユーティリティです。
# 'approve_button' という action_id のインタラクティブコンポーネントがトリガーされると、このリスナーが呼ばれる
@app.action("approve_button")
def approve_request(ack, say):
# アクションのリクエストを確認
ack()
say("Request approved 👍")
respond() の利用
respond()
は response_url
を使って送信するときに便利なメソッドで、これらと同じような動作をします。投稿するメッセージのペイロードには、全てのメッセージペイロードのプロパティとオプションのプロパティとして response_type
(値は "in_channel"
または "ephemeral"
)、replace_original
、delete_original
、unfurl_links
、unfurl_media
などを指定できます。こうすることによってアプリから送信されるメッセージは、やり取りの発生元に反映されます。
# 'user_select' という action_id を持つアクションのトリガーをリッスン
@app.action("user_select")
def select_user(ack, action, respond):
ack()
respond(f"You selected <@{action['selected_user']}>")